齋藤里奈 移植する空洞
2025.11/15(土)~12/21(日) 13:00~18:00 (月・火・水休み)

記憶の構造を、人の形を通して探っている。
記憶とは、経験の完全な再現ではなく、感情や感覚を事実の断片とともに再構成する営みであり、
現実を常に別のかたちへと置き換えている。
たとえば、誰かを思い出すとき、表情の一部、声のトーン、ある瞬間の光景が重なりあって「その人」を構成する。
しかしその像は、自分の中に残った他者の断片——記憶としての他者像にすぎない。
今回の展示は、かつて存在した「誰か」の像を媒介に、記憶と現実の間に生まれるかたちを見つめ直す試みである。
作家プロフィール
2022年 2人展 「ふたりにうつるもの」 (市民ギャラリー矢田/愛知)
2023年 グループ展「SPOT LIGHT part2」(Gallery Valeur /愛知)
2023年 「知立市野外彫刻プロムナード2023」 (知立市文化会館前/愛知)
2023年 「第3回 松坂カルチャーストリート」(旧小津清左衛門家/三重)
2024年 「KOBE ART MARCHE 2024」 (神戸メリケンパークオリエンタルホテル/兵庫)
2024年 「松坂カルチャーストリート spin-off Exhibition」(あべのハルカス近鉄本店 タワー館アートギャラリー)
2024年 「NAGOYA INNOVAOTOR’S GARAGE 2024」(ナディアパーク/愛知)
2024年 2人展 「うつる影、空っぽの光」(Gallery Valeur/愛知)
2025年 「フレームイン/アウト」(愛知淑徳大学/愛知)
